ステンレスはなぜ錆びてしまうのでしょうか?

ステンレスは錆びにくいですが、錆びにくいわけではありません。 ステンレスも条件によっては錆びてしまいます。 ステンレス鋼の表面には非常に薄く安定したクロムを豊富に含む酸化皮膜があり、この酸化皮膜によって酸素原子の侵入による酸化反応や錆びを防ぎます。 実はステンレスの中には、錆びにくさと耐酸性(耐食性)を兼ね備えたものもあります。 ステンレス鋼の防錆性と耐食性は、その表面にクロムを豊富に含む酸化膜 (不動態膜) が形成されることによるもので、この膜は金属を外部媒体から隔離し、金属のさらなる腐食を防ぎ、また、自分自身を修復します。 損傷した場合、鋼中のクロムが媒体中の酸素によって不動態皮膜を再生し、保護の役割を果たし続けます。 酸化皮膜が傷つくと錆びやすくなります。

1) ステンレス鋼の環境は湿気が多く、水と酸素の場合、有機酸の生成とステンレス鋼の表面への浸食損傷が発生します。

2)ステンレス製品は取り付け工具により機械的損傷を受け、表面保護フィルムが損傷します。 たとえば、屋外のカーテンウォールエンジニアリングにステンレス鋼のボルトが取り付けられている場合、レンチはボルトの頭が接触する場所に機械的損傷を引き起こします。 雨洗後はステンレスボルトの頭部に若干の浮き錆が発生します。

3) ステンレス鋼の表面にはほこりの不純物や金属粒子があり、湿った空気中でステンレス鋼と電気化学反応しやすく、ステンレス鋼の腐食を促進します。

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4) ステンレス鋼の表面は、酸、アルカリ、塩分等にさらされると化学反応腐食を起こしやすくなります。 例えば、沿岸都市のカーテンウォール接続ファスナーには、大気中の塩分濃度が高く、ステンレス鋼が腐食しやすいため、一般的に316ステンレス鋼製品(304ステンレス鋼よりも耐食性が高い)が選択されています。

したがって、ステンレス鋼製品を腐食せずに輝きを保つためには、ステンレス鋼製品の適切な材質を選択する必要があり、続いてステンレス鋼製品を洗浄およびメンテナンスし、反応や腐食を避けるために表面の不純物を除去する必要があります。


投稿日時: 2022 年 8 月 19 日